顔のシミがすごくて怖がられてしまいます。

ニュージーランドに暮らしていた

 私は5歳から16歳まで父の仕事の都合でニュージーランドに住んでいました。生活は楽しかったし、5歳からなのですっかり自分ではニュージーランドが自分の国だと思っていて、日本に帰国するまではニュージーランドの常識で暮らしていました。ニュージーランドは紫外線が異常に強いので、日焼け対策が盛んで、学校でも日焼け止めと帽子は絶対に欠かせないものでした。でも親と出かけるときはそんなに徹底していなくて、だんだん顔にシミができてきました。10歳くらいまでにはこめかみから頬までかなり多くできました。でも、まわりには白人の子どもを中心に、顔中にシミそばかすがある子がいっぱいいたし、自分も顔にシミがあることは知っていたけどそれをなんとも思っていませんでした。

日本に帰ってきてからの地獄

 16歳で帰国して、都内の高校に通い出しました。ニュージーランドとの習慣の違いに戸惑うことが多くてかなりストレスを抱えていました。でも一番嫌だったのが、自分の顔のシミが気になりだしたことでした。まわりの友達は、メイクをしている子が多くて、顔に一つでもシミができると大騒ぎをしていました。私の顔はシミだらけで、それがすごく恥ずかしいことのような気がして、誰にも顔を見られたくないと思い始めました。直接何か言われたことはそんなになかったけど、陰で男の子たちに、顔がシミだらけでキモイと言われていました。

メイクでシミを隠すように

 幸い、女の子の友達はやさしくて、悩みを聞いてもらっていたのですが、仲のいい子からいろいろメイクのことを教えてもらったり、雑誌やネットで勉強したりして、コンシーラーとかなり暗いファンデーションでなんとかシミをごまかせるようになりました。ナチュラルメイクが流行り出したころで、みんなメイクは薄くなっていたのに、私だけかなり厚塗りでした。しかも時間がかかるので学校に遅刻したり、クレンジングが甘くて、肌が荒れたり、コスメ代に月に1万円くらいかかって、バイト代が消えて行ったり、いろいろと問題が起きてきました。

ナチュラル思考に転換

 そんなふうにお金や時間をかけてシミを隠している間に、彼氏ができました。彼は親のニュージーランド時代の友達の息子で、都内のほかの高校に留学していました。ニュージーランド人の彼は、私がシミを隠すのが理解できなかったみたいで、シミがかわいいのになんで?としょっちゅう言ってくれました。それで、なんとなくもうお金をかけてまで隠すのがばからしくなってきて、そのころナチュラルメイクのやりかたも覚えたので、シミを隠すよりもアイメイクやリップに手をかけた方が厚塗りするより見た目がよくなることに気づきました。それからは、もう最低限の日焼け対策だけでほかの美白化粧品などは何も使っていません。その彼はもうニュージーランドに帰ってしまったけど、自分の個性を大切にすることを教えてくれて感謝しています。

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